集客の1つとして、開設していると便利なHP(ホームページ)。
特に学習塾は、これから冬期講習の準備がはじまり、新規顧客獲得のためにもHPの開設が必要になってくるのではないでしょうか。今回は、HPを開設することのメリットや方法についてお伝えします。
目次
どうしてHPが必要なのか
学習塾の場合、チラシやパンフレットでの集客が一般的だと捉える方もいるかと思います。人に紹介する時や入塾を検討する際も、思い出してもらえる認知の為の広告として利用されてきました。
しかしHPは、一度自分で調べてみたい、もっといい塾がないか検討したい保護者の方にとって、チラシの投函を待ったり、貰いに行ったりするよりも手軽に情報を得ることが出来る広告になり得るのです。また、その情報を気軽にシェアでき、配らなくても広がる可能性がある広告として、集客に時間をさけない業態には大きなメリットをもたらすでしょう。
HPを作る方法は2つ
・有料でHP制作のサービスを利用する
HP制作のサービスを利用する場合、イメージしているページに近づけるため、ヒアリングをしてじっくり作っていくことが想定されるでしょう。ここでは、教室の雰囲気をより明確に表現していくために、教室内の写真や、講師の方の声を素材として用意することもあります。
プロに頼むのですから、自分では作れないクオリティや機能に対して時間とお金の準備が必要になってくるのです。あまりにも安すぎる業者に頼むのは不安ですが、HPを作るフローを分解し、自分では出来ない作業を依頼するという方法もありますね。
・自分で作る
自分で作る場合、一般的に必要なものは以下です。
・HP:コンテンツやサービスのようなもので文章や画像などで構成されるファイル
・サーバー:HTMLファイルの保存場所、建物や部屋のようなもの
・ドメイン:ネット上の住所のようなもの
細部にこだわるほど、専門的な知識が必要になってくるものもあるようですが、例えばTHMLやCSSなどを簡単に扱える「word press」のようなツールもあります。
無料で簡単に作成したい!オススメは、Googleビジネスプロフィール上での作成
Googleビジネスプロフィールとは
※「Googleマイビジネス」から「Googleビジネスプロフィール」へサービス名が変更されました。
簡単に説明するとGoogle検索結果が表示された際に、マップ上で店舗情報をキャッチできるサービスです。また、顧客とのコミュニケーションが反映されやすいため、その地に根ざした店舗型ビジネスとの相性が良く注目されています。
「学習塾 オススメ」や「三田 学習塾」などと検索する際、多くの保護者の方はスマートフォンを利用されていることを想定すると、PC用の文字が小さくなってしまう表示ではなく、しっかりスマートフォンに対応したページを作成していきたいですよね。
Googleビジネスプロフィールは、基本的な情報の登録で簡易的なHPの作成ができるのですが、スマートフォン向けのサイズにも対応していることがオススメしたいポイントでもあります。
また、このウェブサイト機能は、テンプレートが準備されており、テキストや画像の追加もウェブサイト上で編集が可能です。時間とお金をかけずに、とりあえず作りたい!というという方には是非使っていただきたいサービスです。
ホームページを運営していく上で気を付けたいこと
せっかくホームページを立ち上げるのですから、情報を気軽に見て貰える場として、共有してもらえるものとして機能してもらわないと困りますよね。しかし、以下のようにマイナスな印象を与えてしまうページだとしたら、情報を追いたい・共有したいと思って貰えるでしょうか。
<マイナスな印象を与えてしまう例>
・ページが更新されない
・文字ばかりで時代に合っていない
・クリックに誘導できていない
無料で利用できる集客のツールということを念頭に置いて、ページの更新頻度や公開する内容は、保護者の方に有益な情報を公開していく事を意識していきたいですね。
また、特に気を付けるべきなのが写真の掲載です。生徒や保護者の許可なく写真を掲載したり、講師の方にも確認する必要があります。写真を掲載する際には、事前に著作権について調べておく必要があります。さらに、イラストや図を掲載する際も商用利用が可能かの確認をしましょう。
あくまでも簡易的なサイトということ
Googleが無料で提供しているサービスなので、テンプレートよりもデザイン性にこだわりたい場合や、ドメインの確保までしっかり行いたい場合は、サイト制作サービスを検討する必要があるでしょう。
とはいえ、無料で手軽に作成できるので一度作成してみるものいいですね。長期的な考え方でも、いずれHPの制作を検討しているのであれば、実際にページを持っているとどういう管理が必要なのか、投稿内容はどういったものが好ましいのか、見た目はこういう風に改善していきたいなど、実際にページが存在することでイメージしやすくなります。
おわりに
いかがでしたか。今回は、集客のタイミングで必要になってくるであろうHPの作り方について概要をお伝えしました。教室を管理される担当者の方は、冬期講習の準備でHPの作成に時間を割けないというのが現状かと思います。しかし、チラシやパンフレットなどの媒体だけでなく、webからのアプローチも他の学習塾と差別化を図るために必要になってくるでしょう。特に、いつ何人がどのように流入したかを図れるwebでの集客は、今後の塾の経営にも役立つ指標になるのではないでしょうか。