不動産系のオウンドメディアって多くないですか?
不動産業界と聞くと、専門用語が多く並んでいて、難しいイメージがあります。
しかし、色々と調べているとそうでは無いようです。
楽しいもの、興味をそそるような一風変わったコンテンツや、ニッチなものまで実に幅広くありました。
オウンドメディアを立ち上げたいけど、どうしたら良いか分からない、そんな人に向けて、
今回は、意外に相性の良い、不動産業界とウェブメディアについてのお話です。
目次
立ち上げまでが大変!はじめ方がわからない
オウンドメディア運用上の悩みで多いものは、記事を書くネタがない、どんなコンテンツを増やせば良いかわからないと言ったものです。
不動産会社が運営しているメディアを見ると、テーマが多いことに気づきます。
ネタにしやすい分、アイデアが生まれやすく、他のメディアが悩んでいることを解消できるわけです。
例えば、部屋を借りる人向けサイトはもちろん、投資の話や、都市伝説的なお話・・など。
発信できるネタが多いのです。
また、会社ごとに、強みが違うため、狭い分野のニーズでも、自社サイトにて発信し、狙ったターゲットにピンポイントで届けることができます。
はじめは、あまり見られていないかもしれません。
でも、地道に更新を続けていけば、その手のネタが好きなユーザーにいずれ届くことになります。
まずは2年後のお客様に向けてのコンテンツ
残念ながら、オウンドメディアを立ち上げて、すぐに成果につながるわけではないのです。
長期的な運用が必要なため、成果が出るまでには、どうしても時間がかかります。
一般的には、お役立ち情報や質の高いコンテンツを作り、発信していきます。
少しずつ、自分たちのこと(会社)、そのサービスについて、広く知ってもらうわけです。
その後も自社のサイトへ誘導し続け、継続的に見てもらえる、いわばヘビーユーザー(ファン)を増やしていくことになります。
そういったユーザー(ファン)が、いずれは、自社サイトを通じて顧客となり、収益化へとつながっていく、こういった具合です。
そして、あわよくば、SNSなどを通じて、自分たちのサービスを広めてもらうといったプロセスを経て、オウンドメディア(自社サイト)は成長していくものです。
軌道に乗せるためには、ある程度の時間がかかります。
始めてからすぐに、顧客を獲得するというよりは、未来の、2年後のお客様に向けてのコンテンツ作りと言うと、イメージしやすいでしょうか。
その前に、質の高いコンテンツってなんだろ?
はい、当然の疑問ですね。
どの業界、どのメディアにしてもここが一番の悩みどころだと思います。
差別化を図るコンテンツ作りが必要
では、御社の最大の魅力は何ですか?
不動産投資に興味のある人向けのコンテンツ、一人暮らしやファミリー層向けのもの、リノベーション物件に特化したものや、業界の裏側のこんな話やあんな話・・・という具合に、ターゲットやテーマは無数にあります。
また、大手会社のマネや、すでにあるコンテンツでは、あまり差別化は図れません。
これから、新しくオウンドメディアを立ち上げようとするなら、あまり被らない、ニッチな部分を探る必要があります。
自社の強みや魅力を活かせるテーマであれば、それに特化したサイト作りも可能だと思います。
例えば、事故物件にまつわる情報、少し変わった物件を紹介するコンテンツなど興味が湧きますね。
ターゲットは、普通じゃない物件が好きな人たち向けなど、日々、情報を更新していけばファンも増えるかもしれません。
また、コロナ禍の影響で、シェアオフィスやコワーキングスペースの特集など、今風で面白いですね。
とは言え、もうすでに同じようなサイトもあるかもしれません。
リサーチも必要です。
自社の魅力を最大限に活かし、情報を発信していけば、きっといずれ届きます。
コンテンツには付加価値も重要
賃貸にしても、物件を購入するにしても、切っても切り離せないのは引っ越しです。
不動産の分野で成功しているオウンドメディアでは、そう言った付加価値的なサービスの提供をしているものがありました。
例えば、引っ越し業者を比較検討できる情報が載っているサイトです。
また、別のサイトでは、指定の物件を契約するといくらかキャッシュバックのようなサービスもあります。
自社ならでは、このサイトで契約するとこんな特典がある、といったものだと他のメディアとも差別化がはかれそうです。
オウンドメディアのはじめ方ってどうする?
ターゲットも決まったし、コンテンツ作りも一応のめども立ちました。
じゃあ、どうやって始めればいいのでしょう?
サイトは作る?費用は?
悩みのタネはつきません。
うわさでは、立ち上げも大変だが、運用はもっと大変という声も聞きます。
運用体制はどうすれば良いのか?
記事を書くのはライターって、うちの社員?
新たに雇うのはどんな人材?
最初は疑問ばかりだと思います。
オウンドメディア立ち上げの失敗に多いのは、更新頻度が下がる、または更新できなくなったことです。
また、成果が出るまで思いのほか、時間がかかるので、途中で断念した、などが理由でした。
成功事例を見てみると、大手の企業が運営しているものが多いようにも見えます。
しかし、大手もどこも手をつけていない分野に、自社の強みがあるのなら、挑戦してみる価値はあると思います。
そんな時は、内部だけで解決しようとせず、外部の会社に依頼してみてはいかがでしょうか?
オウンドメディア立ち上げから運用までをサポートする会社もあります。
プロからのアドバイスをもらいながら、メディアを育てていくことも良い方法です。
まずはやってみることです。
そして量をこなし、その中で反響の強いものを増やしていき、試行錯誤していく中で、質が磨かれていくのだと思います。